このクラスは、英語へ、さよならをするクラスです。
「中学高校と6年間も勉強したのに、なにも身につかなかった」
「いや、よく考えたら、たいしてちゃんとやってなかったかも…」
「でも、大人になってからも、何回か、語学学校に通ってみたんだけどね…」
「結局、だめだったな…やっぱり、苦手なんだ。全然わからん」
もう、ダメかもしれない……というのは少し、暗過ぎるでしょうか。とはいえ、英語という言語の学習環境は、とても特殊で、このような状況に陥りやすいということは、事実です。英語が目の前で散らつく度に、挙動不審になったり、かみついたり、逆に変に冷淡に接したり———いずれにしても、疲れることでしょう。ここはもう、思い切って、英語に別れを告げてみよう。もう、英語についてはなにも語らない。これが、このクラスの趣旨です。
まあ、さよならをするといっても、それは少しのあいだです。それに、急にさよならをしろと言われて、「はいわかりました」と、さっぱり別れられる人も、多くはないでしょう。代わりに、英語と「似たもの」、と関わることで、しばらくのあいだ英語と距離をとる。これが、このクラスの指針です。
具体的には、イタリア語かチェコ語を学びます。どちらでも、構いません。半年ぐらいでしょうか。ある程度しっかりと、ある程度、気楽に、外国語を学んでいきましょう。半年後、初級の教科書が仕上がる頃には、また違った世界がみえてきます。しばらくのあいだ死んでいたことがわかるでしょう。
外国語を学ぶことの贅沢さを、思いだします。​​​​​​​//
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